Posted by 月光 on October 10, 1999 at 23:36:58:
境港市は5日、市内循環バスの運行計画の素案を市議会に説明した。高齢者や障害者など交通弱者の生活の利便を図るとともに、観光客の利用も視野に入れ、市内巡回コースと観光拠点コースの運行を想定している。黒見哲夫市長は「12年度予算に反映させ、年度途中からでも実施したい」と実現に強い意欲を示した。
同市では独自に老人医療バスや老人福祉バスを運行しているが、利用者の固定化や老人医療費への影響など問題点が出ている。一方で13年度からバス路線の自由化や路線バスの補助制度の見直しが行われることもあり、交通弱者など地域住民の足の確保に取り組むことにした。
市の素案によると、運行コースは、市内循環コース(右回り、左回りの2コース)と観光拠点コースの合わせて3コース。
市内循環コースは、現行の老人医療バスや既存のバス路線を参考に市内を循環する。1日10便で年始年末を除く363日運行。観光拠点コースは、今年の夏に試験運行(日本交通に委託)した巡回バスのコースで、3月から11月までの土、日曜日、祝日、春休み・夏休み期間の128日間。
各コース1台、予備車1台の計4台の運行体制で、車両は市が所有し、運行は事業者(日本交通・日ノ丸自動車・一畑電鉄)に委託する。運賃は年齢に関係なく乗車1回につき1コイン(100円)としている。
今回示したのは、庁内の「境港市内ループバス検討委員会」がまとめた素案。今後、関係機関と協議を進める一方、懇話会を設置し、市民の声を聞いていく。
県内では、日南町など廃止路線の代替措置として独自の循環バスを運行するケースはあるが、市内全域を網羅する形でのループバスは初めて。
【1999年10月6日 日本海新聞】